ニンテンドースイッチが2021/9/15の本体アップデート(13.0.0)でBluetooth接続のワイヤレスイヤホンが使用可能になりました!
この記事は「ニンテンドースイッチで」「ワイヤレスイヤホンを」「音の遅延なしで」「なるべく安く」使いたい!と思い、調べて買って試してみた記録です。
先にざっくりした結論からいうと以下の通りです。
①理想:遅延ゼロ!
→ 構築は困難?
②準理想:傾聴しても遅延を認識できない。
(但し音ゲーは無調整だと判定がわずかにズレる)
→「aptX-LL対応のトランスミッタとイヤホン」を購入(最安5千円台〜)
③妥協:音の遅延は認識できるが、まあまあ無視できるレベル。
→「ゲームモード付きイヤホン」を購入(最安1千円台〜)
④諦め:ハッキリ遅延に違和感があるレベル。
→「適当なワイヤレスイヤホン」を購入(最安1千円未満〜)
ワイヤレスイヤホン初心者向けの商品選びのポイントや、構成毎の具体的な遅延について、知識のない人でもなんとなく分かった気になれるよう解説します。
(「知識のない人にも分かりやすい言葉で!」…といえば響きは良いけど、専門知識もないのに背伸びしてもボロが出るので大まかな説明なのです)
素人解説である代わりに、企業依頼の提灯記事でもありません。他所様で物足りなかった「自分が知りたかったこと」を全部詰め込みました。
たまたま検索で流れ着いた同志の踏み台になると幸いです
目次
はじめに:なぜスイッチでワイヤレスイヤホン?
私のきっかけは
「Switchのフィットボクシング2やりたい!!」
の衝動でした。
でも私の場合「音」で懸念があり…
・Switchで遊ぶのはだいたい家族の就寝後🌛
→スピーカーで音を出したくない!
→でもサウンドOFFじゃ遊び辛そう!
→でも身体動かすのに有線イヤホンはコードがジャマ!
→でもワイヤレスは音の遅延が心配!
ということで…
「Switch用の安くて遅延なくて使いやすいワイヤレスイヤホン環境が欲しいっ!!」
と、調べ始めました。
遅延はどこからくるの?
音声の電波がゆっくりなの??
「音源側の圧縮」⇔「イヤホン側の復元」は共通のルールで行う必要があります。
このルールを"コーデック"(音声圧縮変換方式)といいます。コーデックはいくつかの種類があり、それぞれ特徴は異なります。
買うときに注意すべき点は「あるコーデックを使うには、音源機器⇔イヤホンの双方がそのコーデックに対応している必要がある」という点です。
スイッチ本体が対応しているコーデックは「SBC」だけです。
SBCは最も基本的な「どのワイヤレスイヤホンでも必ず対応しているが、音質は低めで、遅延も多い(と言われる)」コーデックです。
SBCより高音質で低遅延を謳ったコーデック(iPhoneなどのiOS機器で使われる「AAC」や、Androidなどで使われる「aptX」系など)に対応したワイヤレスイヤホンを持っていても、スイッチ本体と接続するときはそれらのコーデックを活かすことはできません。
理論上は低遅延であるaptXコーデックで繋いだ安いイヤホンより、SBCコーデックでも上等なイヤホンに繋いだ方が低遅延だった・・・みたいな事象もザラにあります。
同じAACコーデックでも「iPhone⇔そこらのAAC対応イヤホン」で遅延があっても「iPhone⇔apple純正のAirPods Pro」だと遅延を感じないレベルだったり。そんなAirPods Proも他の機器につなぐとバッチリ遅延したり。
Bluetoothバージョンは遅延には無影響
音の遅延って気になるの?
僕もよくワイヤレスイヤホンでスマホの音楽聴いてるけど、特に遅延が気になったことなんてないよ?
同じ遅延時間であっても、音楽鑑賞⇔動画⇔ゲームで体感は大きく変わります!
音楽鑑賞の場合
→使うのが聴覚だけで遅れを比べる相手がないからです。
動画視聴の場合
→視覚⇔聴覚で比べられるので、口パクや衝撃音などでズレを感じます。
※ただし、YouTubeアプリのように再生ソフト側が遅延を調整するものもあります(ワイヤレスイヤホン接続中は音の遅れを見越して映像も遅らせて体感上の遅延を無くす。)
ゲームの場合
→視覚⇔聴覚に加え、触覚⇔聴覚もズレるからです。
ボタンと同時に鳴るべき音が遅れると、強い違和感があります。
百聞は一見にしかず!ということで、記事の最後に遅延を実感できるようにした動画(無音OK)をつけたので、ぜひ見てみてください!
低遅延の2大選択肢「aptX LL」「ゲームモード」
ワイヤレスイヤホンでもゲーム向け!と言えるレベルの低遅延を実現する選択肢は、大きく2つあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので自分にあったものを検討しましょう。
選択肢①:aptX LLイヤホン&トランスミッタ
ワイヤレスの音声データ用のコーデック(圧縮変換方式)の中で、最も遅延の少ない「aptX LL」(LLは「Low Latency=低遅延」の略)に対応したイヤホンを使う方法です。
しかし前述の通り、スイッチ本体は「SBC」コーデックにしか対応していません。これを解決するため、別途「aptX LL」に対応したトランスミッタも購入してスイッチ本体に挿します。
aptX LLのメリット
・遅延は最小
→現存のコーデックでは最も遅延が少ないです(理論値としては0.04秒未満)。実際に注意して聴いても遅延を感じないレベルになります。
aptX LLのデメリット
・対応機器が少ない
→音源機器側としてニンテンドースイッチが非対応なのは勿論(?)、スマホの場合もaptX LL対応の機種はまず無い様です(iOSはaptX系全般が非対応。AndroidではaptX・aptX HD・aptX Adaptiveに対応する機種はあるものの、aptX LL対応は無い…ハズ)
・比較的高価
→イヤホン側もaptX-LLに対応したものは少なく、かつ、大半が1〜2万以上の高級機です。5千円未満の低価格帯も僅かにありますが選択肢が非常に少ないです。現状だと低価格帯は左右一体型とネックバンド型のみで完全ワイヤレスのものは無いようです。
・トランスミッタも必須
→スイッチ本体の音をaptX LLコーデックで飛ばすためのトランスミッタを購入(約2千円前後〜)し、適宜付け外しする必要があります。
トランスミッタのメリット
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Switch本体とワイヤレスイヤホンを直接つなぐ場合「ワイヤレスコントローラーの接続数が2つまでに減る」「ローカル通信モードで遊ぶ場合はワイヤレスイヤホンが使えない」という制約があります。
しかしトランスミッタを使う場合は上記の制約を受けません。
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なお、Switchでワイヤレスイヤホンを使う場合、イヤホン側のマイクは使えません。トランスミッタ経由でも使用不可です。
ただ、Switch向けのトランスミッタの中には、苦肉の策としてSwitch本体のイヤホンジャックに挿す小型マイクを同梱しているものもあります。イヤホンのマイクより環境音を拾ってしまう欠点はありますが、ワイヤレスイヤホンでもボイチャを使いたいプレイヤーの場合、小型マイク同梱はメリットになり得るかもしれません。
選択肢②:ゲームモード付イヤホン
「ゲームモード」「ゲーミングモード」「低遅延モード」などと名付けられた(メーカーによって名前は異なる)機能を搭載したワイヤレスイヤホンを使う方法です。
このゲームモードは、前述の「aptX LL」の様な特定のコーデックに依る低遅延とは全く違って「イヤホンのSoC(頭脳にあたる装置)性能を、受信速度と復元速度に全振りするぜ!」という脳筋ゴリ押しによる低遅延です。
ゲームモード方式のメリット
・トランスミッタ不要で汎用性が高い
→特定のコーデックに依存しないため、前述の「aptX LLを使うためのトランスミッタ」を買う費用や付け外しの手間も必要ありません。スマホ用として使っても(iOS、Android問わず)低遅延が使えます。
遅延の少なさよりも、音飛び防止や電池持ちを重視したい場面ではゲームモードをオフにできます。
・比較的安価
ゲームモードを搭載したワイヤレスイヤホンは、価格帯としては4000円台〜1万円辺りのミドルレンジで多く(最も安いものだと1000円台)、逆に1.5万円超の高価格帯はあまり無いようです。
ゲームモード方式のデメリット
・遅延の少なさはaptX LLより劣る
→ゲームモードをオフからオンに変更するとハッキリ実感できるくらい遅延は短縮しますが、それでも少し遅延は感じられます。
その仕組み上、受信側であるイヤホンの変換速度をいくら短縮しても、発信側である音源機器の変換速度は短縮されないことががネックである様です。
・音飛びが発生しやすくなる
これは使用環境に大きく左右されますが、ゲームモードをオンにするとやや音飛びが発生しやすくなります。
人混みで使わない限り全く問題ない人もいれば、自宅でも周囲のBluetooth機器やWi-Fi(2.4GHz帯)の干渉で音飛びが発生してしまう!という人もいる様です。
結局どっちがいいの?
私の場合「遅延の短さが最優先」で「aptX LL」を選びました。
(結局その後に興味本位でゲームモード付イヤホンも買いましたが…)
人によって
「いちいちトランスミッタ挿すとか面倒すぎる!」
「音ゲーやらないから目立った遅延がなければOK!」
「スマホゲー等でも手軽に使いたい!」
「ちょっとでも安いやつ!」
といったニーズの場合、ゲームモード付きのイヤホンが良いでしょう。
買う前に…自分のニーズを整理しよう!
ニンテンドースイッチでワイヤレスイヤホンを使うために必要なものは?というと、最低限、適当なワイヤレスイヤホンさえあれば他に何も必要ありません。
ただし「ワイヤレスであれば何でもいいの?」というと、きっとそうでもないので…自分にとって必要なこと、不要なことを確認してみましょう。
★Switch用イヤホン選びチェックリスト★
□ ①:完全ワイヤレスは必須?
(左右一体型、ネックバンド型もOK?)
□ ②:遅延の少なさは重視する?
□ ③:音質は重視する?
□ ④:耳元の形状はどうする?
(カナル型⇔インナーイヤー型)
□ ⑤:ノイズキャンセルや外音取込は要る?
(≒屋外でも使う?)
□ ⑥:音飛び防止は重視する?
(≒人混みで使う?)
□ ⑦:Switch以外にも使う?
(マルチペアリング機能の要否)
□ ⑧:安さは重視する?(予算はいくら?)
私の場合、大事なのは②と⑧…要は「遅延がなくて安いやつ!」でした。
どれを買う?〜aptX LL編〜
aptX LL:イヤホン選びで気をつけたこと
一例として、私が2021年5月時点でaptX LL対応イヤホンを探したときの話です。
イヤホン界隈、特に1万円未満の低価格帯は商品の入れ替わりが激しいので、あなたが「今」ベストな商品が欲しい場合、最新の市場を必ずチェックしましょう!
大まかな傾向を把握しようと、価格コム様で「aptX LL対応、安い順」で覗いたところ、こんな感じ。
私はフィットボクシングやリングフィットアドベンチャーで身体を動かしたかったので、タッチノイズ(コードが首周りや頬に当たって響くガサゴソ音)が無い完全ワイヤレスが良かったのですが。低価格帯でaptX LL対応の完全ワイヤレスは無いのが惜しまれます。
完全ワイヤレスは諦め、今回はネックバンド式を試すことにしました。
左右一体型のワイヤレスイヤホンは数年前に使っていましたが、意外とタッチノイズが気になる場面が多かったからです。
ネックバンド型でコードの大半が首周りに軽く固定されるほうが、タッチノイズも少なくなるかな?という期待です。
ネックバンド型&aptX LL対応&低価格で探したところ、Amazonのタイムセールで約3300円(定価3980円)のGlazataのイヤホンが出てきました。
第一候補として評判(Amazon内レビューや単独のブログ記事)を漁ったところ「aptX LL対応でこの安さは素晴らしいけど、音質は安いなりにイマイチ」という旨が多い印象。
あと「ネックバンドが滑りやすい」という声も、身体を動かす目的だと気になりました。
他にも良いのあるかな?と探していると、Amazonで少し価格は上がるもののSOL REPUBLICのSHADOW FUSIONが当時は4780円(+ポイント少し)で、結果的にコレを買いました。
このSHADOW FUSIONは2019年発売で、既に2年以上経ち新規生産も停止している様ですが、もともとの定価は約1.5万。定価だけ高く常時安売りのサギ製品もありますが、このイヤホンは発売後1年以上は1.5~1万円前後で推移していたらしい、れっきとした(?)割と高価格帯イヤホンのようです。
在庫処分での値下げなのかは分かりませんが、私が買ったときもグレーだけが安く、他のブラックやブルーは9000円前後でした。
評判もまずまず良さそうで、デザインが先に挙げたものより好みだったのもあり、これに決めました。
最安の商品よりは少し高いけど、コスパ的な満足感は高いです。
(まんまとコスパの罠に踊らされてる気もする…)
aptX LL:トランスミッタ選びで気をつけたこと
続いて、スイッチとaptX LLコーデックで接続するために必要なトランスミッタを選びます。
トランスミッタも種類は山程あるので、今回のポイントは…
■トランスミッタの必須条件
①ニンテンドースイッチで使えること
②aptX LLコーデック対応であること
「スイッチ向け」として売っていて「aptX LL対応」と明記されているものだと安心です。
更に絞り込むポイントは以下(と、お値段)でした。
■トランスミッタの考慮ポイント
③接続コーデックを目視でき、切替も可能か?
→複数コーデックに対応していると「aptX LLで繋ぎたいのに、自動でaptX HDが選ばれてしまう!」という事もある様です。コーデックは受信側(イヤホン)では選べず、音源側(今回の場合トランスミッタ)が決定するので、トランスミッタがコーデックを目視でき、任意で切り替えもできるものだと安心です。
④マイクの付属有無は?
→前述の「トランスミッタのメリット」にも記載しましたが、スイッチでワイヤレスイヤホンとボイスチャットを使いながらゲームをしたい場合、そのためのミニマイクが付属しているトランスミッタを選ぶことを推奨します。
⑤ポート(差込口)はUSB?イヤホンジャック?
【USB接続タイプ】
Amazon等の国内向けの通販サイトでスイッチ向けとして販売されているトランスミッタは、いずれもUSBポートに刺して使うタイプです。
(携帯モード&テーブルモードは充電口であるUSB Type-Cポートに接続。TVモードはドックのUSB Type-Aポートに接続。USB Type-A⇔Cの変換コネクタは大抵トランスミッタに付属)
USB接続のトランスミッタは電池が不要なのがメリットです(電力は接続先から供給されます)。
【イヤホンジャック接続タイプ】
一方、主にAliExpress等の海外通販サイトではSwitch上部のイヤホンジャックに挿すタイプも多くあります。
このタイプのメリットとしては、USBポートを塞がないので携帯&テーブルモードでもSwitch本体を充電しながら使えることや、テーブルモードでも底が出っ張らず邪魔にならない点で優れています。しかし、イヤホンジャック式は充電や電池交換が必要になります(イヤホンジャックは接続機器への電力供給はできません)。
私は「コーデック切替可能・マイクは不要・USBポート接続タイプ(充電とか面倒)」ということで、GuliKit ROUTE AIR+をAliExpressで買いました(全く同じ商品がAmazonより若干安かったため。購入時は税込2028円)。
上記のGuliKit(社?ブランド?)のトランスミッタはよく似た名前でバージョン違いの商品が多いので購入時は気を付けましょう!
旧型が「ROUTE」⇔新型が「ROUTE AIR」(小型化)。さらに新旧それぞれ基本の「無印」、接続品質向上版の「+」、ミニマイク付属の「PRO」があります。
ちなみに、以下はイヤホンジャック接続タイプでAliExpressにあったものの例。(参考リンク)
Amazon等の国内向けECサイトにもイヤホンジャック接続タイプのトランスミッタ自体はあるものの、上記のような「スイッチ向け」の商品ではない、だらーんと垂れ下がる形状のものなどばかりでした。なぜ?
どれを買う?〜ゲームモードイヤホン編〜
上記のaptX LL対応セットを購入した後、やっぱりゲームモード付イヤホンも試してみたくなって「適当に安いやつ!」を購入しました。
買ったのは「F12 Pulsar」。当時1000円オフセールで税込2980円。(リンクはAmazonですが、楽天も同価格だったのでポイント目当てで楽天で買いました)
ちなみに、私がゲームモード付イヤホンを探した2021年7月頃、高コスパの低価格ワイヤレスイヤホンとしてネットでよく見たのは、Amazon販売のSOUNDPEATS社のイヤホン「GamerNO.1」や「SONIC」辺りでした。これらも4~5千円程度で、評判も上々そうで気になっていましたが…オーディオ界はステマの巣窟過ぎて、実際の良し悪しは分かりません。
でもステマする企業=低品質か?といえば一概にそうとも言いきれませんし(Anker様とかAnker様とか)。
各イヤホンを買い揃えて比較する資金的余裕も、音質を聴き分ける耳も無いので、この辺りはノーコメントで。。。
とりあえず私はゲームモードイヤホンは安さと新しさで適当に選びました。
この商品を買う場合、似た名前の「AirDots(初代)」や「AirDots2」はゲームモード無しのため注意しましょう。
ただ、前述の通りゲームモードはSoCの処理性能にモノを言わせた遅延短縮なので、短縮具合は価格や新しさに比例しそうな気はします。(ゲームモード搭載イヤホン間で比較していないので、憶測ですが…)
実際の遅延具合が1分で分かる動画
文字でいくら書いても実際の遅延は実感できないので、動画にしました!
「普通のワイヤレス」「ゲームモード使用」「aptX LL使用」で比べた動画です。
(無音再生でも雰囲気は伝わるハズ…)
参考:動画の最後のまとめ表
パターン | カーソル移動〜カーソル音まで | |
---|---|---|
計測上の平均 | 本体スピーカーとの差 | |
①本体スピーカー | 0.124秒 | - |
②普通のワイヤレス ※1 | 0.493秒 | 0.369秒 |
③ゲームモードイヤホン ※2 | 0.252秒 | 0.128秒 |
④aptX LLイヤホン ※3 | 0.205秒 | 0.081秒 |
※1:イヤホンF12 Pulsar(ゲームモード:オフ)をスイッチ本体と接続した場合(コーデック:SBC)
※2:イヤホンF12 Pulsar(ゲームモード:オン)をスイッチ本体と接続した場合(コーデック:SBC)
※3:イヤホンSHADW FUSIONをトランスミッタ(GuliKit ROUTE AIR+)経由でスイッチ本体と接続した場合(コーデック:aptX LL)
なお、以下は上記①~④の遅延の平均値を調べていたときのものです。
★【比較元】スイッチ本体スピーカーの場合★
イヤホンは使わず、ニンテンドースイッチ本体のスピーカーから音を出す
試行回数 | 画面上の カーソル移動 | ボタン音 (ポチッ) | カーソル音 (カッ!) | カーソル移動 ~カーソル音 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 0.809秒目 | 0.591秒目 | 0.930秒目 | 0.121秒 |
2回目 | 2.620秒目 | 2.536秒目 | 2.745秒目 | 0.125秒 |
3回目 | 4.197秒目 | 4.123秒目 | 4.324秒目 | 0.127秒 |
4回目 | 5.735秒目 | 5.607秒目 | 5.855秒目 | 0.120秒 |
5回目 | 7.661秒目 | 7.599秒目 | 7.786秒目 | 0.125秒 |
6回目 | 9.564秒目 | 9.489秒目 | 9.687秒目 | 0.123秒 |
7回目 | 11.174秒目 | 11.174秒目 | 11.300秒目 | 0.126秒 |
8回目 | 12.826秒目 | 12.809秒目 | 12.955秒目 | 0.129秒 |
9回目 | 14.518秒目 | 14.460秒目 | 14.638秒目 | 0.120秒 |
10回目 | 16.452秒目 | 16.412秒目 | 16.576秒目 | 0.124秒 |
平均 | - | - | - | 0.124秒 |
➡この0.124秒はアナログな計測方法により発生したものとして、以降の各イヤホンはこれとの差を確認する。
★平凡なワイヤレスイヤホンの場合★
イヤホン:F12 Pulsar(ゲームモード:オフ)をスイッチ本体と接続(コーデック:SBC)
試行回数 | 画面上の カーソル移動 | ボタン音 (ポチッ) | カーソル音 (カッ!) | カーソル移動 ~カーソル音 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 23.986秒目 | 21.666秒目 | 24.484秒目 | 0.498秒 |
2回目 | 24.977秒目 | 25.017秒目 | 25.472秒目 | 0.495秒 |
3回目 | 25.947秒目 | 25.966秒目 | 26.464秒目 | 0.517秒 |
4回目 | 27.168秒目 | 27.250秒目 | 27.665秒目 | 0.497秒 |
5回目 | 29.274秒目 | 29.274秒目 | 29.731秒目 | 0.457秒 |
6回目 | 30.972秒目 | 31.056秒目 | 31.508秒目 | 0.536秒 |
7回目 | 33.157秒目 | 33.205秒目 | 33.654秒目 | 0.497秒 |
8回目 | 35.022秒目 | 35.066秒目 | 35.515秒目 | 0.493秒 |
9回目 | 37.087秒目 | 37.113秒目 | 37.550秒目 | 0.463秒 |
10回目 | 38.709秒目 | 38.749秒目 | 39.186秒目 | 0.477秒 |
平均 | - | - | - | 0.493秒 |
➡ スピーカーと比べ平均0.369秒の遅延
★ワイヤレスイヤホンのゲームモードを使用した場合★
イヤホン:F12 Pulsar(ゲームモード:オン)をスイッチ本体と接続(コーデック:SBC)
試行回数 | 画面上の カーソル移動 | ボタン音 (ポチッ) | カーソル音 (カッ!) | カーソル移動 ~カーソル音 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 42.878秒目 | 42.890秒目 | 43.129秒目 | 0.251秒 |
2回目 | 44.196秒目 | 44.196秒目 | 44.414秒目 | 0.218秒 |
3回目 | 45.395秒目 | 45.395秒目 | 45.684秒目 | 0.289秒 |
4回目 | 46.590秒目 | 46.590秒目 | 46.840秒目 | 0.250秒 |
5回目 | 48.160秒目 | 48.201秒目 | 48.447秒目 | 0.287秒 |
6回目 | 49.730秒目 | 49.730秒目 | 49.978秒目 | 0.248秒 |
7回目 | 51.099秒目 | 51.143秒目 | 51.347秒目 | 0.248秒 |
8回目 | 52.664秒目 | 52.729秒目 | 52.894秒目 | 0.230秒 |
9回目 | 53.945秒目 | 53.989秒目 | 54.194秒目 | 0.249秒 |
10回目 | 55.396秒目 | 55.396秒目 | 55.645秒目 | 0.249秒 |
平均 | - | - | - | 0.252秒 |
➡ スピーカーと比べ平均0.128秒の遅延
★ワイヤレスイヤホンでaptX LLコーデックを使用した場合★
イヤホン:SHADW FUSIONをスイッチとトランスミッタ経由で接続(コーデック:aptX LL)
試行回数 | 画面上の カーソル移動 | ボタン音 (ポチッ) | カーソル音 (カッ!) | カーソル移動 ~カーソル音 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 64.971秒目 | 64.971秒目 | 65.177秒目 | 0.206秒 |
2回目 | 66.092秒目 | 66.053秒目 | 66.300秒目 | 0.208秒 |
3回目 | 67.161秒目 | 67.161秒目 | 67.360秒目 | 0.199秒 |
4回目 | 68.235秒目 | 68.235秒目 | 68.439秒目 | 0.204秒 |
5回目 | 70.430秒目 | 70.430秒目 | 70.636秒目 | 0.206秒 |
6回目 | 71.543秒目 | 71.585秒目 | 71.752秒目 | 0.209秒 |
7回目 | 73.197秒目 | 73.237秒目 | 73.402秒目 | 0.205秒 |
8回目 | 74.522秒目 | 74.522秒目 | 74.725秒目 | 0.203秒 |
9回目 | 75.714秒目 | 75.714秒目 | 75.920秒目 | 0.206秒 |
10回目 | 76.912秒目 | 76.912秒目 | 77.117秒目 | 0.205秒 |
平均 | - | - | - | 0.205秒 |
➡ スピーカーと比べ平均0.081秒の遅延
おまけ:スマホで手軽に遅延計測
遅延計測アプリ
ただし、同じイヤホンでも音源機器が変われば結果は大きく変わり得ます。スマホでの遅延時間=Switchでの遅延時間ではないことに注意しましょう!
おわりに
スイッチにお手持ちのワイヤレスイヤホンを使って遅延っぷりにショックを受けた人は、ぜひ参考にゲームモードやaptX LLのイヤホン等の購入を検討してみてください!
特にゲームモードイヤホンは扱いやすく比較的安価なので、割と気軽に試しやすくて良いと思いました。